BSIジャパン、個人用保護具:
PPE Regulation(EU)
最新動向解説 特別来日セミナー開催

2017年1月19日

BSIグループジャパン株式会社(東京都港区 代表取締役社長 五十嵐 泰文、以下BSI ジャパン)は、英国本社である BSI Notified Body(ノーティファイド・ボディ)0086より、個人用保護具(Personal Protective Equipment: PPE)の専門家を講師として招き、最新のPPE Regulation(EU)2016/425について解説する特別来日セミナーを開催いたします。

 

PPEとは、「安全衛生に関わる1つ以上の危険からの防護を目的として個人が装着または保持する機器」と定義され、規制要求事項に適合するために、PPEの製造業者は、その製品が関連する国家規格、欧州規格、国際規格、または技術仕様書に適合していることを確実にし、EU PPE Directive(指令)89/686/EECに対するCEマーキングを製品に表示しなければなりません。このPPEについてこの度、欧州における規制が改定され、2016年3月31日に発行された欧州連合の官報によると、2018年4月21日から現在のPPE指令、89/686/EECにかわり、新たに、PPE Regulation(EU)2016/425(「指令」ではなく、より上位の法律である「規則」)への適合が求められることとなりました。個人用保護具(Personal Protective Equipment: PPE)指令89/686/EECは、1989年に欧州理事会によって採択され、以来大きな変更なく今日に至っています。採択から20年が経過した今、現在の技術と現行のPPE上市プロセスを反映させるため(EU)2016/425としてアップデートされました。PPEを欧州で流通させる製造業者は、新しい規則への対応を準備する事が必要となります。

 

本セミナーでは、欧州市場へ製品を輸出している方、輸出を目指している日本の個人用保護具製造業者の方を対象にしています。新たな規則となるPPE Regulation(EU)2016/425の最新動向を知り、PPE Regulation(EU)2016/425適合準備に着手できるようになることを目的としています。

 

BSIジャパンは、15*のEU指令に関してNotified Bodyステータスを有し多くの国の市場参入要件に精通している英国BSIの日本法人として、今後もこの新しいRegulationの最新情報をお知らせし、できる限りスムーズに移行できるように、ガイドライン、有益な情報、トレーニングを提供しお客様のビジネスに貢献してまいります。

 

* NANDO(New Approach Notified and Designated Organisations): 13/05/2016 Version(s) 26現在

URL:http://ec.europa.eu/growth/tools-databases/nando/index.cfm?fuseaction=notifiedbody.notifiedbody&refe_cd=EPOS_43408


特別来日セミナー概要

セミナー名:
個人用保護具:PPE Regulation(EU)
最新動向解説 特別来日セミナー
日 時:
2017年3月2日(木)10:00~16:00
費 用:
30,000円(税抜)
会 場:
BSIグループジャパン東京本社(BSI Training Academy)
東京都港区北青山2-12-28 青山(セイザン)ビル3F MAP
内 容:
PPE Regulation(EU)2016/425 概要解説
BSI Kitemark 利用による差別化
ISO 13485 品質マネジメントシステムの主な変更点
新しい PPE Regulation に向けて
PPE Regulation ワークショップ
質疑応答・個別相談
詳細・申込:
https://www.bsigroup.com/ja-JP/our-services/Product-certification/training/PPE/

Mr. Graham Clements, Certification Manager PPE講師: Graham Clements, Certification Manager PPE

Respiratory protective equipment(RPE)、防護服、fall arrest equipmentなどを含む、個人用保護具(PPE)及び医療機器業界で45年以上のキャリアを持つ。1990年代にPPEと医療機器について最初のEU指令が導入された当初から、BSIにおいて認証と試験に携わる。その後BSIを一時離れ、PPE業界において、原子力産業、救急支援、及び軍事目的のような、極度に危険度の高い状況において使用される防護服、呼吸システムの設計にも携わってきた。近年、BSIに再度参画してからは、CBRN hazardsに対する防護服及び保護具についての高い専門性を生かし、BSIのPPEサービスの充実に貢献している。